【子供通信】兄『真面目で朗らか』 弟『野生のキングコング』

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我が家の二人の息子たちは家族が大好きです。

そんな中でも長男コースケの『パパ大好き』はちょっと半端ない感じです。

毎日の食事中はもちろん、外食、移動の車中、さらには寝る時、全て私の横が指定席です。口癖は『パパがいないと生きていけない。』仕事中でも構わずベタベタ寄ってくるので、少々煩わしくもあります。

でも『ここまで好き好きと言ってくれるのもあと何年?』と思うと、逆に寂しい気持ちになってしまいます。そして『もう、これ以上大きくなるな。』と言っては『無理。大きくなるに決まってるじゃない。』と返されるのが定型文みたいになっています(苦笑)

 

 

コースケは真面目で朗らかな性格なので、自然と周囲に人が集まってくるタイプのようです。

たまに小学校にお迎えに行くと、多くの子たちから『コースケ』『コースケ』と声を掛けてもらう光景を目にします。

つい先日の夜、寝かしつけのふとんの中でコースケの自己分析を聞くことが出来ました。

コースケ『(クラスメイトの)みんなが僕に親切にしてくれるんだよね。

私『ほ~、それはいいねぇ。』

コースケ『何で親切にしてくれるのか考えてみたんだけどね。』

私『うん、何でなの?』

コースケ『僕は嫌なことをされても怒ったりしないでニコニコしているんだよ。それと困っている人には親切にしてあげるようにしているんだよね。だからみんなも僕に親切にしてくれるんだと思う。』

これって人付き合いの達人の考え方ですよね(びっくり)。

少なくとも私が小学生の頃には、こんなこと1ミリたりとも考えたことがありません。おそらく母親に似たのだと思います。

コースケは極めて恥ずかしがり屋なので、もう少しガッツというか闘争心を前面に出して欲しいと思うことはあります。

しかしながら“鷹揚さ”こそ最大の長所なので、このまま真っすぐ伸びていってほしいものです。

 

 

それに比べて次男マサキは随分とマイペースで個性的です。

遊びに夢中な時などに私がちょっかいを出すと『俺は今、猛烈に忙しいんだよ。』とか『うるせぇ。』とつれない返事が返ってきたり、場合によっては『バカヤロー』とパンチが飛んでくることもあります(苦笑)目つきも鋭く、べらんめえ口調の乱暴者キャラです。

でも意外と親切でお人良し、そしてサービス精神の極めて旺盛な子です。そしていざ自分が甘えたくなると『ふにゃ~、パパ大好き』とにじり寄ってくるのですが、このギャップがたまらなく可愛いです。

 

ある晩のこと、マサキが部屋の隅っこで一人寝ようとしています。

私『どうしたの?』

マサキ『俺、今日から一人暮らしを始めたんだよ。』

私『一人暮らしすると言っても、洗濯はどうするの?ご飯の支度は?』

マサキ『俺はなぁ、野生のキングコングだから服は着ねえんだよ。』さらに『それとなぁ、腹が減ったら鹿や熊をとっ捕かまえて食う。ガオー。』

ドスの利いた声でとっさにユーモラスな切り返しが帰ってきたので、私は思わず大爆笑&感心しました。

 

さらに別の晩、同じように部屋の隅っこで寝ようとしているマサキ。

私が『こっちに来て一緒に寝ようよ。ギューしてあげるから。』と言ったところ、抱き枕をポーンと私の方に投げつけて来て『これでも抱いて寝とけ。』その言い方が何ともユーモラスで、これまた思わず大爆笑させられてしまいました。

 

マサキはとにかく言動がユニークなので、私たち家族は『マサキが次に何をしでかすのか?』いつもワクワクしながら見ています

来年から小学生なのに、未だに平仮名の読み書きがおぼつかないのですが、あれだけ頓智の利いた受け答えが出来るのですから、きっと頭は悪くないはず・・・だと信じています。このまま個性派として面白キャラに育ってほしいものです。

私は『パパがこれまで出会った人の中で、マサキが面白さぶっちぎりナンバーワンだよ。』『今のマサキのまま大きくなってね。』と繰り返し伝えています。

 

 

それにしても子供って、それぞれに優れた個性があり、そしてプライドを持って生きていることがひしひしと伝わってきます。

知識や経験が浅いぶん、見ていて危なっかしいと感じることは多々あります。『ああしなさい、こうしなさい。』『あれはダメ、これはダメ』と頭ごなしに言ってしまいそうになりますが、それぞれの人格を尊重した物言いを心がけたいものです。

兄弟間や、他の子らと比べて『長所・短所』『出来ること・出来ないこと』の比較はもちろんあります。

でもあまり細かいことを気にすることなく、何より『自己肯定感』の高い、真っすぐな人間に育ってほしいと願っている今日この頃です。

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自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』

かつてはカネボウで化粧品研究員をしていました(口紅やマスカラの処方開発担当)。現在は縁あって(婿養子)香川県で寝心地ラボ+ byふとんのせいぶ『西部製綿株式会社』の社長をしています。自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』です。広島県出身の熱狂的カープファン。現在55歳ですが、8歳と5歳の男の子のおっさんパパ。もと研究員だけあってかなり理屈っぽいですが、出来るだけ読みやすい文章を心がけています。
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