意外と知られていない⁉ 電動ベッドを使う最大のメリット

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医療・介護用から、元気な人が使うベッドに

かつて、電動ベッドと言えば医療・介護用のイメージでした。

2016年にパラマウントベッド社がインタイム1000を発売しました。

これに合わせてテレビCMで『いまほしくなるベッドであること。やがてほしくなるベッドであること。』というプロモーションを展開したため、『元気な人が快適に眠るために使うベッド、のち介護用』というイメージが徐々に認識されるようになりました。

ちなみに当店はパラマウントベッドの販売台数が四国ナンバーワンです。これまでの販売実績・販売事例に基づき『電動ベッドを使用するメリット』をご説明したいと思います。

電動ベッド 購入とレンタル どちらが得?

一昔前まで電動ベッド=介護が必要になった時に借りるベッドというイメージでした。

実際のところ『介護になったら借りるから』という方が少なからずいらっしゃいます。

ただここで一つ知っておくべきことがあります。

介護認定(要支援、要介護1~5)によって、受けることのできる支援の枠(金額)は決まっています。ですからこの枠を電動ベッドのレンタルに使用してしまうと、その分受けることのできる介護サービスは減ってしまいます。

逆に言えば、ご自分で電動ベッドを所有している場合、その分多くの介護サービス(『訪問介護』『デイサービス』など)を受けることが出来ます。

また『誰が使ったか分からないベッドを借りるのは抵抗がある。』と思っている方も、少なからずいらっしゃるようです。

以上のような観点から、電動ベッドを購入することが、将来介護が必要になってきた場合に無駄になるという単純な話ではありません。このことを知っておいて損はないと思います。

ですから当店では、60歳代、70歳代で通常のスノコベッド探しにご来店された方に『この機会に電動ベッドにされてはいかがですか?』とご提案するようにしています。

キーワードは『10年後を考えて、今ご購入するベッドを選びましょう。』です。

電動ベッドを購入する動機は?

当店で電動ベッドを購入される方のほとんが元気なうちに使い始めて、将来の介護も想定しておられます。

やはり購入動機は様々で、お客様が電動ベッドに期待している内容もまた十人十色です。

読書やテレビ鑑賞が楽?
足腰が弱った時の寝起きが楽?
将来の介護が楽?

こういった点を挙げられる方が多いかもしれません。

当店が考える電動ベッドを使う最大のメリットとは?

これまで相当台数の電動ベッドを販売してきた経験と、お客様の実際の声などをもとに、当店の考える電動ベッドを使う最大のメリットをご紹介したいと思います。

それはズバリ、寝姿勢を良くする=眠りの質を高める効果です!

電動ベッドの『背上げ』や『脚上げ』には意外なほど多くの効用があることをご存知でしょうか?

これから詳しくご説明していきます。

意外と知られていない背上げの効果『呼吸が楽』

背上げすることで
・読書が楽
・テレビ鑑賞が楽
・ベッドの上での飲食が楽
というは広く認識されている部分だと思います。

しかしながら背上げにはもっと本質的な効果があります。

それは『呼吸が楽』ということです。

背上げすることで、横隔膜が下がり、また気道が確保しやすくなるので、呼吸が楽になります。特に『いびきが酷い』『睡眠時無呼吸』の方にぜひお試しいただきたい機能です。

この他にも『逆流性食道』対策としても有効だと思われます。

また背中を少し持ち上げた状態で寝ると、身体がリラックスしやすくなります。特に年配で背中の丸くなった方は、この点を顕著に感ると思います。

脚上げは『腰痛』『股関節痛』『膝痛』対策に有効

『腰痛』でお悩みお方であれば、『膝を立てて寝ることで腰が楽になる』ということは経験的に知られているはずです。特にぎっくり腰のひどい時など、膝を立てないと仰向きでは眠れなかったという経験をした方もいらっしゃると思います。

これ以外にも、敷き寝具が硬すぎる、もしくは柔らかすぎるなどの要因で『寝ていて腰がしんどい』という場合に、無意識に膝を立てるケースが多く見受けられます。

この点、電動ベッドだとその時々の腰の状況に応じて、膝を持ち上げる角度を自在に調整できるため、腰痛対策に極めて有効です。ぜひ一度ご体感いただきたい部分です。

また特に年配の女性に多い『膝痛』でお悩みの方は、膝が曲がって伸びにくくなっているケースがほとんどです。こういった方は、仰向きで寝ようとした場合に、膝下に隙間が出来るためかなり負担を感じます。

こういった場合、膝を持ち上げてサポートすることで、仰向き寝の際の膝に掛かる負担が大幅に軽減されます。

股関節痛も同様で、脚を持ちあげることで負担が大幅に軽減されます。

脚上げが効果的なのは、『膝痛』『股関節痛』の方に限った話ではありません。

臀部(お尻)は人間の体の中で最も重く、仰向けで寝た際に最も圧力が掛かる部位です。

従って、膝を持ち上げることで、臀部に掛かる圧力が軽減されるため、健常者であっても仰向き寝が楽になったと感じる方がほとんどです。

高さ調整 老後は必須の機能

高さ調整は、元気な方からするとほとんど必要性を感じない機能かもしれません。

実際、ご購入時に一旦高さ設定をした後は『ほとんど高さを変えない』というケースも多いようです。強いて挙げるとすれば、テレビ鑑賞をする際の目線合わせに高さ調整は有効かもしれません。

しかしながら老後は『ベッドの昇降が楽』『介護が楽』という意味で、必須の機能となります。

70歳代の方で『自分はまだ元気だから、高さ調整は必要ない。』という方もいらっしゃいます。

しかしながら当店では、電動ベッドを購入する際には『現在の体調はもちろん、10年後の体調や使い勝手を想定してください。』ということをお伝えしています。

インタイム1000のように、高さ調整あり(3モーター)、高さ調整なし(1+1モーター)を選べる機種をご購入の場合には、後になって必要性を感じても、モーターを後から変更することは出来ません。

長く使える電動ベッドであるからこそ、当店では老後のことを考えて、『3モーター』のご購入をお勧めしています。

寝姿勢補正効果の体感方法

1)まず、フラットな状態で寝ていただく

2)脚を少し(10度まで)リフトアップする(脚上げ)

3)さらに頭を少し(10度まで)リフトアップする(背上げ)

4)身体がやや折り曲がった状態となるので、その状態をしばらくキープ

5)再度フラットな状態に戻す

2)3)4)で身体をやや折り曲げた状態を作り、その心地良さを身体で体感いただきます。

その後、再びフラットな状態に戻すと、身体が反ったような感覚になることを身体でご理解いたくことが出来ます。

ここでよく聞かれるのが『横向きで寝にくくなりませんか?』とうことです。

しかしながら、横向き寝の際も、頭と脚に少し角度を付けることで、寝骨のラインが真っすぐになりやすくなります。つまり横向き寝も同様に楽です。

実際のところ、ほとんどの方がフラットで寝ているはずです。しかしながらこのやり方でフラットで寝るのが意外と楽ではないことを体感されると、皆さん一様に驚かれ、かつ納得されます。

一般的に電動ベッドは『寝起きが楽』『ベッドの上での読書やテレビ鑑賞が楽』『介護が楽』というイメージであるかも知れません。

しかしながら私としては、

電動リクライニングベッドを使う最大のメリットは寝姿勢を補正する=睡眠の質を高める

という点を最大限に強調したいと思います。

2023年3月18日放映 RNCシアワセ気分『ぐっすり眠りたい!安眠・快眠特集』に社長が登場、パラマウントベッドについて説明しています

お店は改装前で、紹介されているインタイム1000は旧モデルではありますが、インタイムの寝姿勢補正効果について分かりやすく説明しているので、宜しければご覧ください。

 

お客様の実際の声『もう、水平で寝ることは出来ない』

お客様から実際に頂いたお声をご紹介します。

おかげさまでベッドは快適に使用しています。毎晩寝るのが楽しみです。

私は仕事柄腰痛になりやすく、これまでマットはいろいろ試してみました。今回わかったことはマットの堅さ、厚さ、スプリングの構造などよりも ベッドの頭や足を上げる角度の方がずっと重要だと言うことがわかりました。

朝起きるときベットを水平に戻しますが頭を下にされたような気持ち悪さを感じます。同時に水平だと肩、お尻など躰の一部に圧力が集中するように感じます。

もう、水平で寝ることはできない、と妻に言って笑われています。

S.Hさま(70歳代男性 2020年12月にインタイム1000をご購入)

 

結論 電動ベッドは寝姿勢を良くしてくれる=睡眠の質を高めてくれるベッド

世間一般でマットレスをご購入された方から『いろいろと寝比べて選んだけど、実際に使い始めると、思ったより硬かった(柔らかかった)ので、今一つ気持ち良く眠れない。』というお声を耳にすることがよくあります。

特にひどい腰痛でお悩みの方にマットレスをご提案する場合、こちらとしてもかなり気を遣います。やはり買った後で『気持ち良く眠れています。』というお声を聞きたいからです。

そういった意味で電動ベッドの場合、背中や脚に角度を付けることで、寝姿勢を補正することが出来ます。そのためご購入者の満足度が高く、その分当店としても自信を持ってオススメすることができています。

最後にもう一度繰り返します。

電動ベッドは寝姿勢を良くしてくれる=睡眠の質を高めてくれるベッドです。

 

寝心地ラボ+ byふとんのせいぶ 公式HPページはこちら

 

この記事は自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』が書きました

社長 石川克幸ストーリーはこちら

 

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自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』

かつてはカネボウで化粧品研究員をしていました(口紅やマスカラの処方開発担当)。現在は縁あって(婿養子)香川県で『寝心地ラボ+ byふとんのせいぶ(西部製綿株式会社)』の社長をしています。自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』です。広島県出身の熱狂的カープファン。現在56歳ですが、9歳と6歳の男の子のおっさんパパ。『寝具』や『眠り』のことだけでなく、『子育て』のことを書くこともあります。もと研究員だけあってかなり理屈っぽいですが、出来るだけ読みやすい文章を心がけています。
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