【マットレス選び】当店のマットレスご提案方法~ご自身の体型を知ることが精度の高いマットレス選びの第一歩~

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目次
1.インターネット上のマットレス情報はどこまで信用できる?
2.マットレスは実際に体感して選びましょう、でも・・・
3.当店のマットレスご提案方法
-①コンサルティング(聞き取り)
-②立位体型測定(肩幅、背面のライン)
-③体圧分散測定(仰向き寝、横向き寝)
-④測定結果はプリントアウトしてご説明
-⑤フィッティング(試し寝)
4.ご自身の体型を知ることが精度の高いマットレス選びの第一歩

1.インターネット上のマットレス情報はどこまで信用できる?

『低反発マットレスは体圧分散性に優れる』
『高反発マットレスは寝返りが打ちやすい』
『〇〇マットレスは有名スポーツ選手△△が愛用』
『整体師が開発したマットレス』
などなど・・・インターネットで検索するとマットレスに関する情報が溢れかえっています。

その中には手前味噌なものも多く、自らが取り扱っている商品の良さばかりを過剰にアピールしているものも見受けられます。

また
・『□□マットレスを辛口評価』と言いながら、よくよく読んでみると一見辛口を装いながら、実際のところそのマットレスを売り込んでいるサイト
・『高反発マットレスを徹底比較』と言いながら、特定のマットレスの販売を誘導しているサイト
なども多数存在しています。

これはいわゆるステマ(ステルスマーケティング)と呼ばれる手法です。

『正しいことを正しく伝える』というスタンスで、このブログやホームページ、そして店頭で、日々情報発信している私から見ると、このようなマーケティング手法は、一般消費者の目を欺くものであり、長い目で見た場合結局そのマットレスのブランド価値を貶めることになり、やがては淘汰されるのではないかと感じています。(googleの検索エンジンは日々進化しているので、将来的にこういった手法の検索順位は下げられるのはではないかと考えています)

ただ一般の方の中には、そういった玉石混交の情報が出回ることにより、
『どの情報が正しいの?』
『自分に合っているマットレスは一体どれなの?』
と思っておられる方もおられるのではないでしょうか。

さらには
『調べれば調べるほど、どのマットレスが良いのか分からなくなってしまい、ずっと購入に踏み切れていない。』
という、『マットレス選び難民』というべき方も少なからずいらっしゃるようです。

2.マットレスは実際に体感して選びましょう、でも・・・

やはりインターネット上の情報検索だけでは、きっちりとしたマットレス選びは出来ないと思います。マットレスは実際に体感して選ぶことをお勧めしますというのが、終始一貫した私のスタンスです。

このブログや当社のホームページをご覧になって、ご遠方からマットレスのお問い合わせいただく機会も多々あります。その場合もできる範囲でアドバイスはさせていただきますが、最終的には最寄りの店舗で実際にマットレスを体感され、そのお店で購入されることをオススメしています

そしてお客様の立場にとってみても、何かあった場合のアフターフォローに関して、近くのお店の方で買っておいた方が受けやすいことは言うまでもありません。

だからこそ、実際にご来店いただいた場合には、出来るだけきっちりとご説明をさせていただきます。そしてご購入いただいた場合には、遠方であっても出来るだけ自分で配達して、セッティングさせていただくようにしていますし、ご購入後何か問題があった場合は、再度お伺いすることを厭いません。

 

さて、マットレスを実際に体感して選ぶといっても『好きに寝比べて、その中で気に入ったものをお選びください』では、あまりに不親切というものです。結局何を根拠に選べばよいのか分からないのではないでしょうか。

そこで当店でのマットレスのご提案方法をご紹介します。

3.当店のマットレスご提案方法

当店ではお客様のご希望に応じて、下記のような手順でマットレスをご提案し、体感いただいております。

もちろん『そこまでの接客は必要ない。自分で好きに試し寝して、自分で好きに選びたい。』という方はその限りではありません。

①コンサルティング(聞き取り)

まずは
・現在お使いの寝具
・寝室の間取り
・ご家族構成
・ご希望のマットレスのサイズ
・寝姿勢(仰向き寝、横向き寝、うつぶせ寝)
・眠りや体調に関するお悩み(肩こり、腰痛、寝返りが多い、いびきが多い)
・その他のご要望(ご予算など)
をお聞きします。

また
BMI= 体重kg ÷ (身長m)2
はマットレス選びに重要な指標です。

一般的に
①BMI値の低い人(やせ型の人)ほど柔らかめのマットレスが合う
②BMI値の高い人(がっちりしている人)ほど硬めのマットレスが合う
という傾向があります。

ここで、例えば下記のように
ご主人 身長180㎝、体重90㎏ BMI27.8(やや肥満)
奥様 身長160㎝、体重45㎏ BMI17.6(やややせ型)
と、体格が異なるご夫婦がいらっしゃるとします。

こういったご夫婦が『ダブルサイズのマットレスを買いたい』という場合、それぞれに合うマットレスの硬さが異なります。中途半端なマットレス選びをしてしまったら、お二人のどちらかが犠牲になる場合が考えられます。

ですからそのことをご説明したうえで、出来れば『シングルサイズ2台』で、なおかつ『それぞれの体型に合った硬さのマットレス』を選ばれることをご提案します。

しかしながら寝室の間取り的にどうしてもシングルサイズ2台(幅200㎝)は置けないので、やむを得ずダブルサイズ(幅140㎝)1台という場合もあります。

ですから、このような場合であっても、出来るだけベターなご提案をするために、最初のコンサルティング(聞き取り)で様々なことをお聞きしておくことが重要になってきます。

②立位体型測定(肩幅、背面のライン)

次に特許取得の立位体型測定器で、お客様の
・肩幅(横向き寝)
・背面のライン(仰向き寝)
をそれぞれ計測します。

測定結果はパソコンへと転送され、ビジュアル化されます。

③体圧分散測定(仰向き寝、横向き寝)

次に実際に寝ていただいたき
・仰向き寝
・横向き寝
それぞれの体圧分散
すなわち『敷き寝具に接触している部分で、どこに過剰な圧力が掛かり、どこにすき間がある(浮いている)か』を測定します。

体圧分散の測定結果もパソコンに転送され、ビジュアル化されます。

④測定結果をプリントアウトしてご説明

立位体型測定
体圧分散測定
のデータはプリントアウトしてご説明します。

ご来店いただくほとんどの方(ほぼ全員)が『こういった測定結果を見るは初めて』と、非常に興味津々で聞き入られます。

上記は実際のご夫婦の測定データです。やはりお一人で測定するよりも、ご夫婦など複数の方の測定をして、それを見比べた方が、比較対照があるので、ご自身の体型がどうなのかが分かりやすいようです。

図の上の方にそれぞれ『ヒップ』『Wライン』とあるのがお分かりでしょうか?

当店の測定システムでは、背面のラインを下の通り6分類しています。

『6体型のどのタイプだと、どのマットレスが合う』という明確な指標があるわけではありませんが、
A.『Wラインタイプ』
D.『ヒップタイプ』
の2タイプの方は仰向け寝の際に体圧分散がされにくいため、BMI的に考えるよりもさらにフィット感のある(柔らかめの)マットレスを選ばれた方が良い傾向にあります。

⑤フィッティング(試し寝)

さてここでようやく試し寝です。

当店では、上記の測定データからお客様におススメするマットレスを数種類ピックアップします。まずはその数種類を中心に、いろいろなマットレスを納得いくまでご体感いただき、あなたにぴったりのマットレスをお選びください。

4.ご自身の体型を知ることが、精度の高いマットレス選びの第一歩

もちろん上記の体型測定データから『あなたにぴったりのマットレスはこのタイプです!』とピンポイントでご提案できればそれに越したことはないのですが、マットレス選びはそれほど簡単なものではありません。

しかしながら

①お客様ご自身の体型を知っていただく
②お客様に合う(と思われる)マットレスを(私たちが)数種類ピックアップする

この2点があるだけで、マットレス選びのスタート地点がずいぶん違ってくると思います。そして漠然と数多くのマットレスを体感するのに比べて、精度の高いマットレス選びが可能となります。

 

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【失敗しないマットレス選び】高反発、低反発いろいろなマットレスがあるけど『自分に合うのはどれ?』というあなた必見! はこちら

 

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自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』

かつてはカネボウで化粧品研究員をしていました(口紅やマスカラの処方開発担当)。現在は縁あって(婿養子)香川県で『寝心地ラボ+ byふとんのせいぶ(西部製綿株式会社)』の社長をしています。自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』です。広島県出身の熱狂的カープファン。現在56歳ですが、9歳と6歳の男の子のおっさんパパ。『寝具』や『眠り』のことだけでなく、『子育て』のことを書くこともあります。もと研究員だけあってかなり理屈っぽいですが、出来るだけ読みやすい文章を心がけています。
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