マットレスについて、ご覧になりたいコンテンツをお選びください。
体型測定&体圧分散測定
豊富なマットレスの品揃え
快眠マイスターによるアドバイス
上質な寝心地体感
当店は地域密着型の寝具専門店の強みを活かして、あなたのマットレス選びをサポートします。どうぞお気軽にご来店・ご相談ください。
世の中には数多くのマットレスが出回っています。
そしてそれぞれが『高反発』『低反発』『有名スポーツ選手が愛用』『王室御用達』などの魅力的なキーワードを謳っています。
そのため、
『どう選んだら良いの?』
『自分に合っているのはどれ?』
『高額商品なので、購入に失敗したくない』
と思っておられる方も多いのではないでしょうか?
当店ではそういった方からのご相談を数多くお受けしてきました。そういった経験をもとに、このページでは
- 当店でのマットレスご提案方法
- マットレス選びで気を付けるべきポイント
(間違いだらけのマットレス選び)
について分かりやすく書いています。その分長文にはなりますが、どうぞお付き合いください。お時間のない方はブックマークして、後ほどお読みいただければ幸いです。
ページ内コンテンツ
当店では体型測定&体圧分散測定であなたのマットレス選びをサポート
ボディライン6体型別マットレス選びに『苦労』しやすいランキング
当店では18年間で6,000人以上の方の体型を測ってきました。
その結果、体型(背中のカーブ)のタイプによって、マットレス選びの苦労のしやすさに傾向があることが分かってきました。
そこで『ボディライン6体型別マットレス選びに苦労しやすいランキング』を発表します。
マットレス選びに苦労しやすい体型 1位 ヒップタイプ
身体の中で最も重い臀部(お尻)が突き出ているため、上向きで寝た時に『お尻が突っ張った』と感じやすくなります。
そのため、『上向きが苦手』という方が最も多いのが『ヒップタイプ』となります。
マットレス選びに苦労しやすい体型 2位 Wライン
『ヒップタイプ』と僅差で2位なのが『Wライン』です。
背中、お尻の凸部と、腰の凹部の差が大きい『Wライン』の方は、上向きで寝た時に、腰の下にすき間ができやすくなります。
そのため、フィット感が強いマットレスを使う必要があります。しかしながら単に柔らかいマットレスを使用すると、逆に腰が沈んでしまいます。Wラインの方は『上向きが苦手』『寝返りが多く熟睡感が少ない』という方が多いです。
マットレス選びに苦労しやすい体型 3位 背出タイプ
『背出タイプ』の方は、上向きで寝た時に『背中が反った』と感じやすくなります。
枕の高さを合わせて、首・肩の部分をしっかり支えると共に、適度な体圧分散性を有するマットレスを選ぶことが重要となります。
体型測定は無料です(所要時間は約5分)
ご自分の体型(背中のカーブ)を知ることで、より精度の高いマットレス選びが出来ます。測定は無料で、所要時間は約5分ですので、お気軽にお申し付けください。
測定結果はパソコンでデータ処理し、あなたの体型がどのタイプかを分類します。
当店のマットレスラインナップ
当店では主として4ブランドのマットレスを展示しています。
- フィットラボマットレス
- コンディショニングマットレス[エアー]
- マニフレックスマットレス
- ゲルテックスマットレス
それぞれ『フロアマットレス』『ベッドマットレス』から選べ、さらには『サイズ展開』も豊富なので、ライフスタイルに合わせてお選びいただけます。
詳しくは取扱いマットレスのページをご覧ください。それぞれの『特徴』と『こんな人におススメ』を分かりやすく記しています。
間違いだらけのマットレス選び
これから書く内容は、真剣にマットレス選びをされている方にとっては有益な情報ではないかと自負しております。マットレス選びで失敗したくない方は、ぜひご一読くださいませ。
マットレス選びでこのような間違い・勘違いしていませんか?
上記の項目は、全て私が普段の接客の際に、お客様からよくお聞きする言葉です。
これらのどこが間違っているのか?
正しいことを正しく伝えるスタンスで、できるだけ分かりやすくご説明したいと思います。
▼ 知りたい項目をクリックしてご覧ください。
□マットレスは硬い方が身体に良い
昔から『せんべいふとんが身体に良い』という言葉があるように、日本人は硬い敷き寝具(マットレス、敷きふとん)が好きな民族と言えるでしょう。
年配の方を中心に『敷きふとんはとにかく硬くないといかん』とおっしゃる方が少なからずいらしゃいます。
しかしながらこれは誤った思い込みと言えるでしょう。
硬いマットレスは体圧分散性・フィット感に劣る
私たちの背中にはS字カーブ(凹凸)があります。
硬いマットレスで寝た場合この凹凸にフィットしません。凹の部分の隙間が埋めきれない一方、凸の部分には過度の圧力が掛かってしまいます。
専門用語を用いると『体圧分散』が上手く出来ていません。
体型に対して、マットレスが硬すぎる場合の弊害として
『仰向き寝が苦手』
『腰が浮いて痛い、だるい』
『寝返りばかりで熟睡できない』
『気が付くとうつ伏せになっている』
などが挙げられます。
これに加えて、寝ている時のリラックス感が低く、睡眠の質の低下につながります。
特に細身の方は、硬いマットレスを使うことは避けた方が良いと思います。
体格の良い方は硬めのマットレスを
ただし、体格のがっちりしている方は、硬めのマットレスの方が身体に合うというのもまた事実です。特に体重が100㎏以上ある方は、かなり硬いマットレスでないと、沈み込みが気になり寝苦しいと思います
一般的には
- BMIの低い方(細い方)⇒柔らかめのマットレスが合いやすい
- BMIの高い方(太い方)⇒硬めのマットレスが合いやすい
という傾向があります。
大切なのは、体型に合った硬さ・物性のマットレスを選ぶことです。
□低反発のマットレスは身体にフィットするので良い
かつて枕やマットレスの素材としてブームとなったのが低反発素材。
確かに『低反発マットレス』は柔らかいため、フィット感に優れ、背中の凹凸はぴったりと埋まります。
しかしながら欠点もあります。
低反発マットレスの欠点① 沈み込みが強い
しかしながらその一方で 『身体(腰)に過度な沈み込みが生じる』という弊害が生じます。
これは腰に負担の掛かる状態です。特に体格ががっちりしていて、腰の悪い人にとって見れば“最悪の状態”と言っても過言ではありません。
低反発マットレスの欠点② 寝返りが打ちにくい
また『寝返りが打ちにくい』という問題もあります。
『寝返り』は睡眠時に重要な役割を果たしています。その寝返りがが打ちにくいというのは身体に様々な負担が掛かります。
また寝返りを打とうとするたびに、覚醒レベルが上がって(=眠りが浅くなり、眠りの質の低下して)しまいます。
その他にも
『気温によって硬さが変化する(夏柔らかく、冬硬い)』
『吸湿性・通気性に乏しく、背面に湿気がこもるので夏場に寝苦しい』
といった欠点もあり、当店では低反発マットレスはオススメしておりません。
ただし私自身(身長165㎝、体重53㎏、細身、背中のカーブきつい)に対する究極の質問として、
『ペラペラのせんべいふとん1枚』
『ペラペラのせんべいふとんの上に低反発を重ねる』
のどちらを選ぶか?と聞かれたら、私は迷わず後者を選びます・・・ということはつけ加えておきたいと思います。私はせんべいふとん撲滅主義者です(笑)
ですから低反発マットレスは、とにかくダメと、全否定しているわけではない点はご理解ください。
低反発マットレスに代わって、最近よく耳にするのが『高反発マットレス』です。
高反発マットレスの売りは『寝返りの打ちやすさ』です。低反発マットレスのところでも書いた通り『寝返りの打ちやすさ』はとても重要です。
しかしながらそれだけでマットレスの良し悪しを決めることは出来ません。
高反発マットレスは硬めの素材が多く、フィット感に劣る傾向
高反発を謳うマットレスの多くは硬めの素材が多く、フィット感に劣る傾向がある事は意外と知られていません。
極端なたとえ話になるかも知れませんが、トランポリンの上で眠る事を想像してみてください。
反発力は極めて高いので寝返りは打ちやすいかもしれません。でも硬いですよね。そのため背中の凹凸にフィットしないのでかなり寝苦しいと思います。
重要『低反発』『高反発』といった言葉だけでマットレスを選ぶのは失敗のもと
『低反発マットレスと高反発マットレス、どちらが良いのですか?』というご質問をお客様からよく受けます。
しかしながらこの質問に対して一言で答える事は不可能です。
そもそも『低反発』『高反発』いったメーカーの謳い文句だけを鵜呑みにしてマットレスを選ぶのは失敗のもとです。
一般論として、
- 低反発⇒『体圧分散性、フィット感○』『寝返りの打ちやすさ×』
- 高反発⇒『体圧分散性、フィット感×』『寝返りの打ちやすさ○』
という傾向があることをまず理解ください。
つまり、フィット感と反発力は相反しがちな要素なのです。
にもかかわらず『低反発マットレス』『高反発マットレス』を販売(紹介)している多くのインターネットサイトでは、そういった本質的な部分が語られず、自社商品の良さのみを訴求している事が多いように感じています。
実際に体感してマットレスをお選びください
その事をご理解した上で、実際に体感してみて、ご自分に合うものを選ぶことをお勧めします。
繰り返しになりますが『低反発』『高反発』といった言葉の定義や、『売り手の謳い文句』だけを鵜呑みにしてマットレスを選ぶのは失敗のもとです。
□横向き寝が多いので、柔らかいマットレスを選んだ
『横向き寝』の場合『仰向き寝』と比べて、敷き寝具(マットレス、敷きふとん)との接触面積が減ります。
そのため『横向き寝』の方が、部分的に圧力が集中しやすいです。
実際の『仰向き寝』『横向き寝』の体圧分散の測定結果の例をご紹介します。
これを見ると『横向き寝』の方が赤や黄色の部分(強い圧力が掛かっている部分)が多いことが一目瞭然です。
そのため『横向き寝』の際の体圧分散を高めるためには、柔らかめのマットレスを選んだ方が良いというのは一つの事実です。
某有名家具店で、某有名ブランドの、柔らかいマットレスを勧められた話
これを見ると『横向き寝』の方が赤や黄色の部分(強い圧力が掛かっている部分)が多いことが一目瞭然です。
そのため『横向き寝』の際の体圧分散を高めるためには、柔らかめのマットレスを選んだ方が良いというのは一つの事実です。ここで、某有名家具店に行った時の出来事をご紹介したい思います。
かなり以前の話です。大阪に出張した際にマットレスを見に行ったのですが、店員さんから某有名ブランドのマットレスを勧められました。
そのマットレスは、様々なグレードのものがあり、一番安いグレードで10万円ほど、一番高いグレードは100万円ほどもしたと思います。
店員さんの説明によると、そのマットレスの販売方法として『柔らかいマットレスほどフィット感があるので良いマットレスである』
⇒『つまり高品質で値段が高い』というストーリーを採用しているようでした。
こういった販売ストーリーは、売り手にとっての売りやすさ(説明のしやすさ)のためであり、それが正しいマットレスの提案方法ではない・・・と、私は感じました。
最高グレードのマットレスは、厚みが40センチ以上もあったでしょうか。トップ層に柔らかい素材をふんだんに使ってあり、その寝心地はまさにふかふかでした。
しかしながら、その寝心地は、細身の私にとっても柔らかすぎで、数分間寝ていた仰向き寝ていただけで、腰がだるくなってきました。体重が重い人であればなおさらだと思います。
そのことを店員さんに伝えると『横向きになってみてください。楽でしょう。』とのことでした。この家具店では横向き寝を推奨しているようでした。
『寝返りも打ちにくいですよね?』と質問しようと思いましたが、それはやめました。その店員さんに丁重にお礼を言って、私はその場を去りました。
こういったストーリを真に受けて、奮発して高いマットレスを買って、失敗した人が多くいるのではないか・・・というのが、私の率直な感想です。
やはり『柔らかいマットレスほどフィット感があるので良い(=値段が高い)マットレスである。』というストーリーは、(繰り返しになりますが)、売り手にとっての売りやすさ(説明のしやすさ)のためであり、それが正しいマットレスの提案方法ではない・・・と、私は思います。
これに加えて『横向き寝のリスク』をお伝えしたいと思います。
意外と知られていない横向き寝のリスク『身体が歪む』
当店に来られるお客様にヒアリングした結果によると、『仰向き寝が苦手で、横向き寝が多い』という方は数多くいらっしゃいます。
そして『横向き寝が多い』という人の中で、左右均等(『右向き寝』と『左向き寝』が同程度)という方は意外と少ないです。
そして
・『右向き寝(あるいは左向き寝)が多い』
というケースが多く、
中には
・『右向き(あるいは左向き)でしか寝れない』
という方も少なからずいらっしゃいます。
そして意外と知られていない事実ですが、寝姿勢の偏り(右下寝が多い、右下でしか寝れないなど)は、身体の歪み(『背骨がゆがむ(側弯)』『骨盤がねじれる』)の原因となります。
私はこれまで18年間で6,000人を超える方の体型や体圧分散を測定してきました。さらには、そういった方の普段の寝姿勢(仰向き寝?横向き寝?)などをヒアリングし、さらにはその方が立った際の姿勢なども観察してきました。
その結果『横向き寝が多い方は、身体が歪んでいることが多い』という顕著な傾向を見出しました(あくまでも統計論的な話なので、もちろん例外もあります)。
実際の事例をご説明します。これは先ほど示した体圧分散の測定結果を再掲したものです。
この方の場合。背中の部分の左右バランスが悪く、右に重心が掛かっていることが分かります。
実際、この方をヒアリングしたところ『仰向き寝が苦手で、右下寝が多い』そうです。
そしてこの方の立ち姿勢を拝見したところ右肩が下がっていました。
つまり右下寝が多いため、寝た時も、立った時も、右重心の歪みが身体に生じているという事例です。そしてこのような事例を私は数多く見てきました。
身体が歪むと、様々な体調不良の原因となります。横向き寝にはそういったリスクがあることを知ってぜひおいていただきたいと思います。
当店では『仰向き寝』を推奨しています
以上のような観点から、当店では『仰向き寝』を推奨しています。
しかしながら眠っている間ずっと仰向き寝でいるのが良いか?というと、決してそうではありません。
やはり寝ている間中、ずっと動かずにじっとしているのは身体に負担となります。
分かりやすい例として『褥瘡(床ずれ)』を挙げたいと思います。
これ以外にも『エコノミー症候群』も挙げられます。ずっと動かずに同じ姿勢でいることで、末梢部に血栓ができてしまいます。場合によっては生命にかかわる場合もあります。
しかしながら健常者に、床ずれが出来たり、血栓が出来たりすることはなかなか考えにくいです。なぜなら私たちは寝返りを打っているからです。ある説によると一晩の平均的な寝返りの回数は約20回だそうです。
こういった点を考慮して、私は
理想的な仰向き寝と横向き寝の比率は
仰向き寝 8割~9割
横向き寝 1割~2割
だと考え、店頭でお客様に対してそのようにお伝えしています。
『いびき』『睡眠時無呼吸』の方には『横向き寝』多めを推奨
以上、骨格の歪みの観点から『仰向き寝』を推奨してきましたが、やはり例外もあります。
『いびき』『睡眠時無呼吸』の方です。
『いびき』の多い方は、『横向きになった方がいびきが軽減される』『呼吸が楽』ということを皆さん経験的に知っておられます。
また『睡眠時無呼吸』で外来に掛かった際、『マウスピース』『CPAP』『軟口蓋(のどちんこ)切除手術』などの治療をする以前の簡易な対策として『横向き寝』を推奨されるケースが多いようです。
当店でも『いびき』『睡眠時無呼吸』の方が『オーダーメイド枕』を作りに来られる方が多数いらっしゃいます。実際枕を体型に合わせることで、気道が確保しやすくなります。もちろん効果に個人差はありますが、いびきが軽減されたという方も多数いらっしゃいます。
これと併せて、寝姿勢の話もお伝えしています。
『横向き寝』の方が気道が確保しやすい反面、既述の通り骨格の歪みの原因となることをお伝えした上で、寝姿勢のバランスを取る(横向き寝、仰向き寝、半々が適切?)ようにお伝えしています。
妊婦さんには『横向き寝』がオススメ?
一説によると、臨月の妊婦さんの体重増加は約8㎏だとか(胎児の体重、胎盤、羊水、脂肪分などの合計)。
これだけの重さが腹部において増加するのですから、妊婦さんが
『仰向き寝がしんどい』
『眠れない』『腰が痛い』
と仰るのは、当然といえば当然の話です。
妊婦さんの多くが、横向きになって、海老のように身体を曲げて、寝苦しくしておられるのが現状ではないでしょうか。
しかしながら妊婦さんといえども、いや、妊婦さんだからこそ気持ち良く寝ていただきたいものです。
実は私の妻(上の2枚の写真は妻の臨月のマタニティフォト、2014年10月撮影)は出産直前まで『仰向き寝』で気持ち良さそうに眠っていました。それは仕事柄、妻が自分の身体に合ったマットレスを使っていたからだと思います。
私のこれまでの経験(お客様事例)から、枕とマットレスを身体に合わせることで、妊婦さんも仰向け寝が増える、楽になると申し上げても、差し支えないと思います。
さらに言うと、妊婦さんだからこそ寝具環境(枕やマットレス)を整えてあげたいものです。
『横向き寝』に合うマットレスとは?
さてここまで『仰向き寝のススメ』というべき文章を書いてきましたが、それでもやはり『横向きでしか寝られない』という方も現実的にいらっしゃいます。
当店に来られるお客様の中には、
・内蔵や骨格的な疾患によるもの
・長年の慣習や心理的な要因などで
『仰向きでは寝られない』という方も少なからずいらっしゃいます。
そういった方は、どのようなマットレスを選ぶべきなのでしょうか?
この項の冒頭にも書いた通り、横向き寝の方が部分的により強い圧力が掛かります(特に肩、腰骨部分)。そのため柔らかめのマットレスを使った方が、そういった圧力を分散してくれることは間違いありません。
しかしながら『単に柔らかいマットレス』あるいは『低反発マットレス』を用いると、寝返りが妨げられるため、やはり睡眠の質が低下してしまいます。
やはり使用者の体型に合わせて(ここまで詳しく書いて来たのと同様に)『フィット感』と『反発力』のバランスを考えて最適なマットレスを選ぶことが重要だと思います。
結論としては、『仰向き寝』でも『横向き寝』でもマットレスを選ぶ際のポイントは原則同様と言えるでしょう。
□腰痛に良いマットレスを買った
当店ではオーダー枕をお作りする際に、まず『枕に関するお悩み』や『現在お使いの寝具』などに関して聞き取りを行います。
その際に『腰痛に良いマットレスを使っています。』という方がいらっしゃいます。つまり家具屋さんなどで『このマットレスは腰痛に良いマットレスです。』という説明を受けたというのです。
私は単に『腰痛に良いマットレス』というものは存在しないと思っています。しかしながらその一方でマットレスを替えることで腰痛が改善される方が多いのもまた事実です。まるで禅問答のような書き方になってしまいましたが、つまりそれは以下のことを意味します。
そもそも『どの腰痛に対してもオールマイティーで良いマットレス』というものはありません。
その一方で『あなたの腰痛にはこのマットレスが良いですよ。』というものは存在します。
- その方の腰痛が『前屈痛』なのか?『後屈痛』なのか?
- 現在お使いの敷き寝具が硬くて、腰が反って痛いのか?あるいは柔らかく、沈み込み過ぎて痛いのか?
- その方の体型は?痩せ型?がっちり?
- 背中のカーブはどの程度きついのか?
これらの状況によって、その方の腰痛にとってどのマットレスが良いのか?は当然異なってきます。
こういった部分を考慮することなく、単に『このマットレスは腰痛に良いマットレスです。』という説明しているショップやサイトがあったとしたら、それは正しくない(ウソをついている、もしくは正しい知識を持ち合わせていない)と、私は思います。
□体格の異なるご夫婦が同じマットレスで寝ている
マットレス選びに際しては、一般的には以下の2点が知られています。
- BMI値の低い人(やせ型の人)ほど柔らかめのマットレスが合う
- BMI値の高い人(がっちりしている人)ほど硬めのマットレスが合う
体格のがっちりしたご主人と、細身の奥様のご夫婦の場合、ご主人が硬めのマットレスを好まれ、奥様が柔らかめのマットレスを好まれる場合がほとんどです。
こういったご夫婦がダブルサイズのマットレスを用いたら、どちらかがしんどい思いをする場合が多いです。
さらに付け加えますと、マットレスのサイズも眠りの質に影響を及ぼします。
たまにセミダブルにご夫婦二人で寝ているという話をお聞きします。セミ“ダブル“という表現が誤解を招きやすいのですが、セミダブルはあくまでも一人がゆったり寝るサイズです。120㎝の幅で二人が寝ると、一人あたりの幅は60㎝に過ぎません。これでは寝返りが打ちにくく、眠りの質が低下してしまいます。
ある研究によると一人当たりの寝床の幅が70㎝を下回ると、眠りの質が大幅に低下するそうです。
したがって、当店が推奨する二人寝のサイズはシングル2台(さらに好ましくはセミダブル2台)です。これだとご夫婦それぞれに合った硬さ、物性ののマットレスを選ぶことが出来ます。
□有名ブランド、有名人が使っているマットレスを選べば良い
最近はマットレスのコマーシャルが盛んです。
『有名スポーツ選手がご愛用』
『有名整形外科医が開発』
『○○王室ご用達』
こういった謳い文句が、買い手にとって安心材料であることは間違いないと思います。
しかしながら既述の『某有名家具店で、某有名ブランドの、柔らかいマットレスを勧められた話』の項でご紹介した通り、有名であることと、そのマットレスがあなたに合うかどうかは全く別の問題ではないでしょうか。
メガネは視力に合わせて、靴は足のサイズに合わせて選ぶのと同様に、マットレスも体型に合わせて選ぶ事をお勧めします。
□試し寝しないでマットレスを購入した
最近ではインターネットの普及により、ご自宅にいながらパソコンに向かうだけで、お手軽にマットレスを比較・購入できる時代です。
これはこれで良い事ではありますが、問題点も大いにあるように感じています。
私は仕事柄マットレスの通販サイトをいろいろと閲覧する機会が多いです。 そこで問題に感じるのは、ほとんどの通販サイトでは 自社で扱うマットレスの良い点しか書いていない場合が多いことです。
やはり使う人の立場に立場に立って、 『正しいことを正しく伝える』というスタンスで、メリット、デメリットはきっちりと伝えるべきだ・・・と考えるのは私だけではないはずです。
インターネット上のステマ(ステルスマーケティング)にご注意
さらには『ステマ(ステルスマーケティングの略)』と呼ばれるマーケティング手法も存在します。
例えば『高反発マットレス10種類徹底比較』と称して、第三者が客観的に様々なマットレスを評価しているように見せかけながら、よくよく読んでみると特定のマットレスの販売を誘導しているようなサイトも多く見受けられます。
具体的な商品名こそ挙げませんが、通販で盛んに売られているマットレスの中には、こういった手法を駆使しているモノもあります。
当店でマットレスに買い替えられたお客様から、そういったマットレスを引き取る機会がよくあります。もちろん買い替えの理由は『そのマットレスが合わなかったから』です。実際に引き取ったマットレスに触れてみたところ、私の評価はステマサイトの評価とは全く乖離したものでした。
正直申し上げて、私はそういった手法で販売しているマットレスには嫌悪感さえ抱いています。
ネット上では、こういった玉石混交の情報が氾濫しています。このことがマットレス選びを難しくさせているという面が大いにあると感じています。
『いろいろなサイトを見たけど、結局どれが自分に良いのか(自分に合っているのか)分からなかった。』
あるいは
『ネットの情報を鵜呑みにしてマットレスを選んだところ、全く自分には合わなかった。』という声をよくお聞きします。
大切なのは『体感』して、ご自分に合ったマットレスを選ぶこと
私が大切だと考えるのが『体感』です。文字通りマットレスに実際に寝てみて、身体でその寝心地を感じる事。
ただここでお客様からよく言われるのが『ちょっとだけ体感してみても、本当に自分に合っているかは分からない。』というもの。これまたもっともな話です。
失敗しないマットレス選びのためには『体感』プラスアルファの要素が必要となります。
そこで当店でのマットレスのご提案方法をご紹介します。
当店のマットレスご提案方法
マットレスを選ぶ際に重要なポイント
マットレス選びに際しては、下記の2点の傾向があります。
- BMI値の低い人(やせ型の人)ほど柔らかめのマットレスが合う
- BMI値の高い人(がっちりしている人)ほど硬めのマットレスが合う
しかしながら背中のカーブ(凹凸の深さ)によって合うマットレスが異なる事は意外と知られていません。
同じBMI値であったとしても、背中のカーブが深い人ほど、その凹凸を埋めるためには、マットレスに高いフィット感が求められます。
しかしながらフィット感を求めて『単に柔らかいマットレス』であるとか『低反発マットレス』などを選んでしまうと、
・胴体部分に過度の沈み込みが生じる
・寝返りが打ちにくい
といった弊害が生じる場合があります。
当店ではマットレス選びの際に、まずお客様の背中のラインを測定
ここで重要になってくるのが『背中のライン』です。
おそらく『自分の背中のカーブがどうなっているのか?』について、ご存知の方はほとんどおられないと思います。
当店ではマットレス選びの第一歩として、 特許取得の立位体型測定器であなたの背中のラインを測定します。
体圧分散も測定
体型測定結果はプリントアウトしてご説明します
背中のライン(凹凸)の測定結果(例)
背中のラインは人によってそれぞれ異なります(便宜上6タイプに分類)
体圧分散の測定結果(例)
このような形で、ご自分の体型がどうなっているかを知った上で、マットレス選びをすると、より精度の高い選択が可能となります。
当店では『背中のライン』『体重(BMI)』『寝姿勢(仰向き寝、横向き寝)』をもとに、あなたにぴったりのマットレスをご提案します。
あとはじっくりと体感いただき、あなたにぴったりのマットレスをお選びください。
単に『お好みでマットレスをお選びください』というのではなく、ご自身の体型を知った上でマットレスを体感することで、より精度の高いマットレス選びが可能となります。
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